屁理屈をこねた神様のお話。
気分が下がることがあった時。
気分が上がる時があった時。
私は神社へ行く。
行って、こんなことがあったと祀られてるエンティティ-神様に話す。
引越して良く行くのは三島大社なのだけれど、ここの神様のひとりに癖の強いひとがいた。
お賽銭箱に何も入れず、私はただただエネルギーを流して神様にサポートよろしくねと任せる。
それを流して受け取ってくれたらお願いをするという交換形式。
大体はOKが出るのだけれど、端の方に癖の強い方がいた。
「でも、これは賽銭じゃない」
交換=賽銭の方程式でも持ってるの?
そのひとは賽銭の方が良いらしい。でも残念ながら小銭がない。
ならサポートは良いよ、んじゃあこれで失礼します。
背後に若干視線を感じながら三島大社を後にする。
そしてその数日後。
神社全体にエネルギーを流しながら色々な神様と軽くお話する。
さらーっと社の前を通っていって、癖の強いひとの前を通った時。
「待て、待て待て」
意外。声を掛けられた。
何でしょう?足を止めて聞いてみる。
「わかった。手伝うよ。美味しいものが食べたいとか言ってただろう?得意だからすぐつくる。行って良いよ」
受け取るだけだったひとからのありがたい申し出を受けて、ではお願いしますとお任せすることに。
期待なんて全然してない。
のだけれど…。いや、期待してなかったのがきっと良かったんだろうね。
先程、バイト先でカツサンドをいただいてしまった!
ありがとうございます!自分では中々買わないから嬉しい!
本当はそういうものは貰えるような所ではない。なのに、いただけた。
頭にパッとあの神様が浮かぶ。仕事をしたぞ、ということらしい。
今度またお礼を言いにご挨拶しに行こう。
カツサンド、めちゃくちゃ美味しかった。